MENU

パチンコ依存で作った借金250万円を返済した体験談

パチンコに熱中し、気づけば借金250万円。そんな苦しい状況に陥った僕、鈴木和彦(仮名)です。

返済がむずかしく、法テラスの力を借りて自己破産を決断し、新たな人生を歩み始めました。

今回は、僕の体験を通じて、ギャンブル依存で借金を抱える皆さんに勇気と希望をお届けしたいと思います。

体験者について

名前:鈴木 和彦(仮名)
性別:男
借入先:アコム・アイフル・レイク
利用期間:2000年9月~2005年12月
職業:フリーター(コンビニ勤務:月15万円程度)
最終借入額:270万円
債務整理方法:自己破産
費用:法テラス利用

目次

パチンコの借金250万円を自己破産で解決した方法

アコム・アイフル・レイクから借金

パチンコにハマってしまい、アコム・アイフル・レイクから合計250万円もの借金を背負ってしまいました。友達とパチンコに行くのが楽しくて、ついつい何度も通ってしまっていたんです。最初はちょっとした遊び感覚で始めたんですが、気付けば借金まみれになっていました。

パチンコにどんどんのめり込んでいき、仕事も手につかなくなっていました。そんな状況の中、友達がいいと教えてくれたアコムでまず最初に借金をして、その後、アイフルやレイクでも借りるようになりました。借りたお金はパチンコに使い、当然、勝てば返せるという考えが頭にあったんですが、結局は負けが続き、借金だけが増える一方でした。

パチンコに通う回数も増え、もはや趣味どころか依存症になっていました。朝から晩までパチンコ店に通い詰め、自分を抑えることができなくなっていたんです。借金のことを考えると不安で仕方がなかったけれど、逆にパチンコで気を紛らわせていると安心感もありました。それが、さらに借金を増やす悪循環を生んでいました。

フリーターの収入だけでは返済が難しい現実

僕はフリーターで、コンビニで働いていましたが、月収は15万円程度でした。そんな収入で借金の返済はとても厳しい状況でした。支払いが遅れるたびに、金利がどんどん増えていくのを感じていました。

コンビニのアルバイトではなかなか収入が上がらず、僕の生活も苦しくなっていきました。借金を返済しようとするものの、生活費や家賃などの支払いもあったため、どうしても借金が減らせませんでした。そのため、さらに消費者金融に頼ることが増え、借金がさらに膨らんでいったんです。

返済計画を立てようと試みましたが、現実的な金額を返すことが難しく、いつまで経っても返済が終わらない悩みに苦しんでいました。友達に相談することもできず、孤独な気持ちで過ごす日々が続いていました。

法テラスを利用し自己破産を決断

返済ができないまま、どんどん借金が増える状況に焦りを感じ、とうとう法テラスに相談する決心をしました。法テラスでは、専門の相談員が僕の状況を丁寧に聞いてくれました。借金の状況や返済計画、現在の収入や生活費などをできるだけ詳しく伝えたところ、相談員から自己破産を勧められました。

自己破産は借金が帳消しになる代わりに、信用情報に悪影響が出るというデメリットがあるため、最初は躊躇しました。しかし、相談員からは、僕の現状では返済が困難であり、自己破産を選択することで、人生を再スタートすることができると説明されました。

法テラスでは、自己破産の手続きにかかる費用もサポートしてくれるため、費用の面でも安心できました。法テラスのサポートを受けて、僕は自己破産を決断しました。

家族に支えられながら歩む新たな人生

自己破産を決断した後、僕は家族にもそのことを話しました。最初は驚かれたものの、家族は僕の決断を支えてくれました。特に母親は、僕がこれ以上苦しまないように、励ましの言葉をかけてくれました。家族の支えがあったからこそ、僕は新たな人生を歩む勇気を持つことができました。

自己破産後、僕はパチンコをやめ、仕事に真剣に取り組むようになりました。パチンコから離れることで、以前よりも時間と精神的余裕ができたことから、仕事の質も向上しました。その結果、コンビニでのアルバイトから正社員への道が開けることができました。

さらに、僕は借金問題をきっかけに、お金の管理についても学ぶようになりました。節約術や貯金の方法、予算管理など、今まで無頓着だったことに取り組むようになり、少しずつですが、貯金も増えていくようになりました。

僕の人生は、自己破産という決断をしてから、大きく変わりました。家族や友人の支えもあり、これからの人生に向かって自信を持って歩むことができています。借金で苦しんでいる人には、法テラスを利用して相談することをお勧めします。自分自身を取り戻すための第一歩として、決断を下すことが大切だと思います。

ギャンブル依存症に悩む皆さんへ

パチンコなど、ギャンブル依存症は、一人で抱え込むほど苦しいものです。そんな時こそ、勇気を持って誰かに相談しましょう。相談することで、状況が客観的に見えるようになり、解決への道が開けることがあります。

まずは、身近な人に相談してみてください。家族や友人、信頼できる人がいれば、まずは彼らに話しを聞いてもらうことが大切です。しかし、身近な人に話すのが難しい場合や、専門的なアドバイスが欲しい場合は、以下の相談先を利用しましょう。

  1. 法テラス・サポートダイヤル
    法律の専門家が無料で相談に乗ってくれる窓口です。借金問題に関するアドバイスや、債務整理手続きのサポートを受けることができます。
  2. ギャンブル依存症相談窓口
    全国のギャンブル依存症相談窓口では、医療機関や福祉施設と連携して、ギャンブル依存症の相談やサポートを行っています。カウンセリングや治療、自助グループの紹介など、様々な支援を受けることができます。
  3. 精神保健福祉センター・心の健康相談窓口
    地域の精神保健福祉センターや心の健康相談窓口では、精神保健に関する相談を無料で受け付けています。ギャンブル依存症に関する悩みも、相談することができます。

ギャンブル依存症は、一人で悩むよりも、誰かと一緒に向き合うことで、解決への道が見えてくることがあります。まずは、勇気を持って相談し、自分の問題を共有することから始めてみましょう。依存症と向き合うことで、借金問題の解決の糸口も見えてきます。

目次